薄毛対策には食事や睡眠の改善も大切ですが、薄毛の進行速度に追い付かなくなってきたら、育毛剤に頼るのも選択肢の1つです。
育毛剤にもタイプがあり、配合されている成分も違います。
似たものに発毛剤というものもありますが、自分に合ったものを選ばないと効果が半減したり、逆効果になったりすることもあります。
副作用についてもよく考慮して、それぞれの性質を見極めてから購入し、使用するようにしましょう。
目次
薄毛対策にプロペシア!抜け毛防止効果が高いが副作用のリスクも高い
プロペシアは、前立腺の病気の薬としてアメリカで開発された、飲み薬です。
男性型脱毛症の症状の緩和が認められるようになり、現在は、日本でもAGAの治療薬として用いられるようになっています。
男性型脱毛症は、男性ホルモンのジヒドロテストステロンが原因といわれています。
このジヒドロテストステロンは、テストステロンと5αリダクターゼという酵素が結びついてできると考えられています。
プロペシアは、この5αリダクターゼという酵素の働きを邪魔して、ジヒドロテストステロンを増やさないようにする働きがあるとされています。
この働きを考えると、抜け毛を防ぐ力はあっても、髪を生やすという力があるとはいえないようです。
それでも、プロペシアを服用するようになって、髪が生えるようになったと訴える人が多数いるのは事実です。
高い効果が期待できる分、副作用のリスクも軽視できません。
肝機能障害や性欲減退などが、主な副作用です。
薬なので、AGAクリニックや病院で医師の処方箋をもらって入手するのが一般的です。
そのほかの方法には、個人輸入もありますが、危険性を考えると、病院で処方箋をもらうのが賢明でしょう。
服用して効果が出たという人が多い反面、長く使っても全く薄毛が改善しないという人もいます。
プロペシアの性質上、男性型脱毛症以外の薄毛には効果が薄いと思われます。
日本で唯一の発毛剤であるリアップで薄毛対策!副作用のリスクも高い!
リアップは育毛剤ではなく、発毛剤です。
髪が生える効果があることが、正式に認められています。
リアップの主成分はミノキシジルで、シリーズの中で一番濃度が濃いのが、5パーセントです。
ミノキシジルは、血管拡張作用によって、髪の生える力を高めるものです。
リアップは第1類医薬品で、薬局やドラックストアに売っていますが、購入の際は薬剤師から説明を受ける必要があります。
説明が必要ということは、副作用のリスクがあるということでもあり、リアップも例外ではなく、湿疹やかゆみなどの副作用を訴える人もいます。
血管拡張作用により、血圧に異常が出る人もいるようです。
自分でケアするものは、使いやすいことが継続しやすい条件でもあります。
リアップは、ノズル式で簡単に付けられ、計量が簡単なところも魅力のひとつです。
リアップには、男性型脱毛症の原因となる男性ホルモンのジヒドロテストステロンを作らないようにすることが期待できる成分は、配合されていません。
男性型脱毛症の症状が顕著な人は、その効果が期待できるプロペシアと併用して成果をあげている人が多いようです。
リアップを使うのをやめたら、一気に髪が抜けたという人もいるようですが、これはリアップに効果があった証拠でしょう。
テレビCMでお馴染みのスカルプDで薄毛対策!副作用のリスクは低い!
スカルプDは、シャンプーです。
現時点では、髪が生えてくるシャンプーというものはありません。
強いていうなら、髪が生えやすく、抜けにくい環境を作ることが期待できるシャンプーです。
発売から進化を続けているスカルプDは、洗浄成分も有効成分もパワーアップしています。
特に薄毛の人に注目してほしいのが、抜け毛にとって悪者となる、男性ホルモンのジヒドロテストステロンに働きかける成分がプラスされているところです。
といってもシャンプーですから、プロペシアのような、発毛効果が正式に認められている薬が入っているわけではありません。
悪者男性ホルモン排除パワーは、豆乳発酵液とカッコンエキス、ホウセンカエキスとバンジロウ葉エキスの自然のもの4種類にその力を借りています。
特に豆乳発酵液は、黒大豆と青大豆、黄大豆のいいところをもらい、頭皮環境へのアプローチ力もプラスされています。
スカルプDの底力は、頭皮環境を整えるパワーが秘められているところです。
頭皮の状態には個人差がありますが、できるだけ多くの人に寄り添えるように、超オイリー肌用とオイリー肌用、乾燥肌用の3種類に分かれています。
オイリー肌用は洗浄力と皮脂抑制力を重視し、乾燥肌用は保湿力を重視しているのが特長です。
まとめ
髪が生える効果が期待できる商品には、薬と育毛剤と発毛剤とヘアケア剤があります。
病院で処方してもらうものと、薬局やドラックストアで買えるけれど薬剤師の説明が必要なもの、スーパーなどでも普通に買えるものと別れます。
薬だから効く、ヘアケア用品だから効果が薄いとは限らず、自分の薄毛の原因にあったものを選ぶべきです。
副作用が起きる場合や体質に合わないこともあるので、使用の際はその点に注意しておきましょう。