食事での薄毛対策は、何をどう食べるのが適しているのでしょうか。
髪に必要な栄養素は食事から摂れますが、そのほかにも薄毛解消に役立つことがあるかもしれませんね。
食と髪の深い関係を知り、食事で薄毛から脱出するとともに、まだ元気な髪を守る方法を考えていきましょう。
どの栄養素がどんな風に髪に関係しているのかも、気になりますね。
目次
栄養不足が原因の薄毛はバランスの良い食事をすることで回復できる?
薄毛の原因は栄養不足によるところが大きいですから、食事で回復する可能性はおおいにあります。
遺伝的要因が強いAGAの場合はどうかといえば、これは難しいという見解もありますが、食事の栄養も関係していますので、可能性はゼロではないでしょう。
糖化など、頭皮の状態が悪化して髪が抜けやすくなっていることもありますが、これも食事の影響が大きいです。
甘いものや炭水化物の摂り過ぎ、お酒の飲み過ぎは頭皮が糖化する原因になります。
摂り過ぎている人は控えることで、薄毛が回復する可能性が高くなります。
ストレスも薄毛の原因になりますが、ストレスに勝つためにも、食事から栄養を摂らなければなりません。
幸せホルモンと呼ばれるセロトニンは、トリプトファンとビタミンB6を元にして作られます。
この2つを食事から摂ることで、ストレスが減り、薄毛の解消につながることも期待できます。
ビタミンB6と同じビタミンB郡のビタミンB2も、薄毛の原因となる皮脂の過剰分泌を抑えるのに役立ちます。
効果が期待できるからといって、同じものばかり食べていては栄養が片寄り、薄毛になりやすくなります。
主食と野菜、肉などのタンパク質をバランス良く食べるのが薄毛対策になる食事です。
薄毛を解消するための食事療法とは?気になる部位別の対策法も紹介!
食事療法とは、食事によって病気を治したり、症状を治めることを目的とするものです。
薄毛を本気で治したいなら、単に食事に気を付けるだけではなく、薄毛を治すための食事であることを意識しなくてはなりません。
そのためには、栄養素とカロリーをしっかり計算して、摂取する必要があります。
また、塩分や糖質など髪にマイナスになるものも、しっかりとコントロールしていかなければなりません。
カロリーコントロールには、基礎代謝が測れる体重計もありますし、塩分も体温計のようなもので簡単に測れるようになっています。
糖質のコントロールには、簡単に食べたものの糖質が測れるアプリがあります。
薄毛を効果的に解消するためには、原因を特定したほうが対策を立てやすいです。
皮膚科やAGAクリニックに行けば、しっかりした検査が受けられますが、まだそこまでしたくない、病院に行くのは恥ずかしいという人も多いはずです。
その場合は、髪が薄くなっている場所で、原因を予想し、必要な栄養素を特定するといいでしょう。
生え際の両端が薄くなるいわゆるM字ハゲや前頭部の真ん中が薄くなるU字ハゲ、頭頂部が薄くなるO字ハゲなら男性型脱毛症である可能性が高いです。
後頭部や全体が薄くなっているなら、栄養不足や血行不良やストレス、側頭部や前髪が薄くなっていたら、目の疲れが原因である可能性が高いです。
男性型脱毛症ならば亜鉛、目の疲れが原因ならばシステインの不足が考えられます。
栄養不足や血行不良、ストレスは髪と頭皮にいい栄養全般が不足していると考えられます。
髪と頭皮にいい栄養には、タンパク質とビタミン類、ミネラルと亜鉛などがあります。
薄毛対策のための食事と栄養素|頭皮の環境や髪に良い栄養素を紹介!
髪が生えるためには血液がサラサラであってほしいのですが、そのためにはビタミンEを不足させたくありません。
食事でビタミンEを補えば、髪が生えやすくなり、薄毛が回復しやすくなります。
血液をサラサラにする効果が期待できる成分は、玉ねぎに代表される硫黄化合物やDHA、ポリフェノールなどもあります。
これらも通常、食品から摂取します。
こういった栄養素が不足しているならば、この栄養素が含まれた食材を食事のメニューに加えれば薄毛を回復しやすくなるでしょう。
上記は頭皮の環境を良くするために摂りたい栄養素でしたが、髪に直接関わる栄養素も不足させたくありません。
髪の主成分であるタンパク質が軸になりますが、それとともにビタミンやミネラル、亜鉛も必要です。
上述した髪にいい栄養素に、タンパク質、ビタミンB2とB6、ビタミンEと亜鉛がありましたが、これらが全て含まれているのは卵です。
髪の主成分のタンパク質はアミノ酸からできていますが、卵はアミノ酸バランスを数値化したアミノ酸スコアが、100の優れものです。
卵に足りないのが食物繊維とビタミンCなので、野菜を一緒に食べましょう。
卵のほかには、豆類や鶏肉、乳製品や鮭も薄毛解消に役立つ栄養素が摂れる食材です。
まとめ
タンパク質は、髪に必要不可欠です。
このタンパク質には動物性と植物性の2種類がありますが、どちらが髪のためにいいのでしょうか。
動物性タンパク質のほうが植物性のものよりアミノ酸の生成、構成力がパワフルですが、カロリーが高いというデメリットがあります。
植物性タンパク質はその逆で、どちらも一長一短なので、両方をバランスよく摂取するのが髪に優しい食事です。