薄毛の原因は、部位によって違う原因があります。
遺伝で薄毛になりやすい部位となりにくい部位があり、人によって薄毛になり始める場所が違うのも興味深いです。
原因がわかれば、予防法も特定しやすくなり、薄毛に悩む人たちに希望の光が見えてくるでしょう。
頭部は大きくわけて、頭頂部と前頭部、後頭部と側頭部がありますが、それぞれの特徴はどうなっているでしょうか。
目次
つむじがハゲに!?薄毛の原因と良くわかる見分け方や対策法について
つむじにはもともと毛がないので、抜け毛なのかどうかの判断が難しいです。
見分け方は、渦を巻いているか、髪の毛が右左にはっきり分かれているかで、渦を巻いていればつむじです。
つむじは頭頂部にありますが、ここは男性に多いAGAの原因といわれる受容体がある場所です。
ここが薄くなっているなら、AGAである可能性が高いです。
また、刺激を受けやすく固くなりやすい場所ですから、血行も悪くなりやすいです。
帽子をかぶらずに外を歩いていれば、一番に紫外線を浴び、刺激を受けます。
そうすると、乾燥したり、フケが増えたりと、髪は大きなダメージを受けます。
ストレスや生活習慣の乱れ、タバコの吸い過ぎなどで血管がダメージを受け、血液が頭頂部まで行き届かなくなっている可能性もあります。
これを解消するには、頭皮マッサージがおすすめです。
前髪が薄毛になるってどういうこと?スマホやゲームが原因って本当?
前髪は、顔と頭の境目の前頭部から生えています。
ここは、頭頂部と同じく、男性に多いAGAの原因といわれる受容体がある場所になります。
前髪が薄くなっている人も、AGAである可能性が高いです。
AGA以外の原因では、牽引性脱毛症と目の疲れが考えられます。
男性でも長い髪をひっつめて束ねる人や、オールバックにする人がいますが、これは髪にも頭皮にも負担がかかります。
パソコンやスマホ、ゲームを長時間していると、視神経が硬直します。
そうなると、視神経の周囲にある毛細血管を締め付け、前髪の毛根に血液が届きにくくなります。
こんなところが薄毛に?!知っておくべき側頭部の薄毛の原因とは?
AGAの原因といわれる受容体があるのは、前頭部と頭頂部だけです。
ですから、側頭部の薄毛は、AGAが原因である可能性はほとんどないでしょう。
そのため、頭頂部か前頭部から薄くなる人が圧倒的に多く、側頭部から薄くなる人は稀です。
それが最近になって増えてきているというのは、前頭部と同様に目の疲れが原因ではないかと考えられています。
最近になって増えてきたというところからも、パソコンやスマホ、ゲームの長時間使用と関係が深いのではないかと思われます。
目を酷使することによって、筋肉が疲労し、血行不良を招き、毛根に栄養が行かなくなっている、と考えると納得できます。
遺伝によるものではなく、予防対策も無理なくできる方法があるので、克服しやすいでしょう。
まず、メディアの長時間使用を控え、疲れたら目を温める、遠くを見るなどの対策を講じましょう。
目立つ生え際の薄毛の原因はAGAの原因である受容体があるから?
生え際から徐々に後退していく薄毛は、典型的なAGAの特徴です。
前述したように、前頭部には、AGAの原因といわれる受容体があるからです。
前頭部の両端から髪が抜けていくM字型と、真ん中から抜けていくU字型があります。
頭皮には繊細な毛細血管が通っていますが、前頭部には少ししかなく、毛根に届く血液が少なくなってしまうのも原因の1つです。
もともと日本人には少ないタイプで、欧米人に多いタイプでした。
それが、日本人にも増えていることから、食の欧米化で、油っこい食事をするようになったことも一因と考えられています。
こういった食生活は、皮脂量を増やし、毛穴が詰まりやすくなり、抜け毛になりやすくなります。
後頭部が薄くなった!?鏡で見ても気づきにくい後頭部の薄毛の原因
前述しましたが、男性に多いAGAの原因といわれる受容体は頭頂部と前頭部にしかないといわれています。
後頭部から薄くなる人は少ないですが、それでもなってしまうのはなぜでしょうか。
AGAで頭頂部や前頭部の髪が抜け、それが後頭部まで広がってきたことも可能性としてはあります。
食生活の乱れや睡眠不足で、血行に悪影響が出ていることも考えられます。
そうはいっても、一般的に後頭部から薄くなることは少なく、なんらかの病気の兆候とも考えられます。
可能性が高いのは、甲状腺の病気です。
ほかに考えられるのは、円形脱毛症や、皮脂が毛穴に詰まっている、なんらかの細菌に感染しているなどです。
皮脂量が多くなると、常在菌のマラセチア菌が脱毛の原因となる脂漏性脱毛症になることもあります。
欧米型の食生活やストレスで、頭皮が脂ぎっているなと感じているようなら、その可能性が高いです。
まとめ
前頭部と頭頂部は遺伝が原因の可能性が高く、ほかの部位は遺伝が原因である可能性は低いようです。
生活スタイルの変化によって、薄毛になりやすい部位も変わってきています。
薄毛になりにくい場所が薄毛になっていたら、一度病気の可能性も疑ってみましょう。