プロペシアの副作用が怖いと思われている方も多いでしょう。
男性機能の低下や不妊のリスク、肝臓への負担など、プロペシアにはさまざまな副作用があるとされています。
実は、プロペシアの副作用で癌の発症リスクも高まると言われていますがこれは本当なのでしょうか。
目次
プロペシアの副作用で癌になるって本当?実際にはどうなの?
プロペシアの副作用で癌になると聞いたことがないでしょうか。
こんなことを聞けば、癌になるリスクを背負ってまで薄毛治療はしたくないと考えてしまいますね。
プロペシアにはこのように怖いイメージがつきまとっていますが、実際のところはどうなのでしょう。
これまでにプロペシアの副作用についての臨床実験がいろいろと実施されているようです。
欧米では大規模な臨床試験も行われているようですが、明確に癌のリスクが高まるという結果は出ているわけではありません。
もともとプロペシアは、前立腺肥大の治療薬として開発されたフィナステリドを主成分とする薄毛治療薬です。
それがなぜか前立腺がんのリスクが高まるという噂もあるのですが、実際の因果関係は分かっていません。
しかし癌のリスクがあると言われているのは事実ですから、不安な人はそれがストレスになり身体や薄毛にも影響を及ぼしかねません。
副作用が怖いというのであれば、プロペシア以外での薄毛治療の選択肢はいくらでもあります。
プロペシア以外での薄毛治療を検討してみるのも一つの手です。
プロペシアの副作用で胃がんになる?有名芸能人の胃がん発覚が原因?
プロペシアの副作用で胃がんのリスクが高まると言われているようです。
薄毛予防のスカルプシャンプーのコマーシャルで知られる有名芸能人が胃がんになったことが影響しているようです。
プロペシアで薄毛治療をしている人の中には、この影響で不安になった人も多いでしょう。
しかし昔から医療関係者の間では、薄毛の人には癌のリクスが低いと言われているようです。
とある調査では、胃がん患者633人のうち、薄毛だった患者は30人ほどだったという結果もあります。
胃がんになった有名芸能人も、プロペシアを服用していたかどうかは不明です。
プロペシアと胃がんとの関係はほとんどないと思って良いでしょう。
プロペシアの副作用で前立腺がんになる?正しい服用で問題なし!
プロペシアの副作用で、前立腺がんになるということも良く耳にしますね。
これはアメリカのFDAがプロペシアの主成分であるフィナステリドに前立腺がんを誘発するリクスがあると発表したからです。
アメリカFDAとは日本の厚生労働省に該当する機関ですから、かなり信ぴょう性があります。
またカナダの保険省でも同様に、フィナステリドに前立腺がんの発症リスクがあると発表しています。
アメリカやカナダでは、年齢が若いほどフィナステリドによる前立腺がんの発症リスクが高まるとしています。
しかし日本の厚生労働省ではそのような発表は行っていませんし、プロペシアの添付文書にも注意事項として触れられてはいません。
先ほども紹介したように、フィナステリドはもともと前立腺肥大の治療薬だったので、前立腺への影響は少なからずあるのは間違いありません。
ただ現時点では、フィナステリドの影響力が、臨床試験などで解明されているわけではありません。
フィナステリドの前立腺がんのリスクを報告しているアメリカやカナダでは、フィナステリド5mgを服用した場合に発症リスクが上がると発表しています。
日本で処方されるプロペシア錠1mgには、最大でもフィナステリドは1mgほどしか含まれていません。
専門のクリニックで処方されるプロペシアを正しく服用すれば、前立腺がんの発症リスクをそれほど心配する必要はないと言えそうです。
プロペシアの副作用で糖尿病に?すい臓への影響はほとんど無し!
プロペシアの副作用によって、糖尿病になることはあるのでしょうか。
プロペシアの副作用では肝臓への負担が有名です。
プロペシアの添付文書でも使用上の注意で、肝機能障害のある人の服用は注意するようにと記載されています。
糖尿病に関係しているのがすい臓ですが、プロペシアはすい臓への影響はないのでしょうか。
血糖値を下げるインスリンなど、血糖値に関わるホルモンを分泌しているのがすい臓です。
すい臓の働きが低下することが糖尿病の原因となっています。
肝臓に負担をかけるプロペシアですが、調べてみたところ、すい臓への影響は無いようです。
プロペシアの副作用で糖尿病になる心配はまずないと言えます。
プロペシアの副作用で高血圧に?血流には作用しないので安心です!
プロペシアの副作用で、高血圧になるのでしょうか。
薄毛治療を始める人の多くは中高年で、高血圧も気になる年代です。
高血圧はさまざまな病気のリクスも高めるので注意したいところです。
プロペシアの血圧への影響を調べてみたのですが、高血圧の人が飲んでも心配はありません。
ミノキシジルに関しては、血管を拡張させる働きがあるので血圧の心配が必要ですが、むしろ血圧を下げる(血流を良くする)薬ですので、高血圧の人が飲んでも問題ありません。
逆に、低血圧の人がミノキシジルを服用すると更に血圧が下がってしまうので注意が必要です。
まとめ
プロペシアには副作用として、前立腺がんのリスクがあるなど怖いイメージが定着しています。
しかし詳しく調べてみるとそこまでプロペシアを怖がる必要もないのです。