女性にもある髪の悩み・・・白髪化と身だしなみ
髪の悩みというと薄毛や若禿など男性ばかりと思われがちですが、女性でも同様の悩みはあります。
女性の場合は若禿ということはありませんが、若白髪のような早期な白髪化の悩みがあります。
これは早い人であれば20代の終わり頃からはじまってしまうため、ヘアダイやヘアカラーをして明るい髪色を楽しむなんて言うどころではありません。
不自然に見えないよう、濃い目のブラウンで毎週染め始める始まりです。
最近のヘアカラーのブラウン系のバリエーションには素敵な物も多く、試したいカラーもあります。
しかし白髪は染めてもすぐ色が落ちやすいことや、数日経つと毛根から生えた部分が目立ってしまうため、お洒落染めの明るいブラウンのニュアンスカラーではすぐに色あせ染めた効果がなくなってしまうのです。
また具合が悪い時など、白髪染めをせず放置した後のツキノワグマ的な生え際になった時は残念な瞬間です。
女性の場合、白髪交じりや白髪が美しいとみられることが日本の歴史上あまりありません。
黒髪であることが若さと美しさ、身だしなみの条件となっています
現代では平安時代の美の基準が取りざたされることはありませんが、長い年月の間、心の奥深くに潜在的な美の基準として刷り込まれているような気がします。
そのため、白髪染めに対する出費は使い捨て製品への出費とほとんど変わりがなくても、白髪染めをやらなければならないのが現状です。
仕事に就いていれば尚更です。
きっちり染め上げた姿は、昔のお歯黒ではありませんが、完成度が高い出来上がった感という満足が得られるので不思議です。
めったにはいませんが、白髪になりにくい体質の人は、60歳を過ぎても黒髪のままです。
または白髪が遅かった人は、それまでの年間数万円は消費せずに済むのですから、とてもうらやましいかぎりです。
ヘアカラー製品は結構高価なので、ジャパニーズブロンドで通した方が良いのでは?
色あせた白髪のがっかり感を何度も感じていると、いっそのこと染めない方が良いのかもと思う時もあります。
しかし、基本的に黒髪の単一民族である日本人の社会では、髪色が真っ白というのはそれなりの覚悟がいります。
記憶にとどめられたくない日常生活もありますし、格好良いだけでなく変に目立つため、海外旅行の際には必ず税関で止められトランクの中を点検されることぐらいはあると思えます。
老化に対する研究は進んでいるものの、老眼と一緒でなかなか解決に至らない歯がゆさがあります。
※この記事は、皆様から寄せられた髪の毛の悩みに関する体験談です。