女性の薄毛の症状に多く見られる「びまん性脱毛症」は髪の毛全体が薄くなってくるという症状で、進行速度が遅い事から気づかない人も多く、気づいた時にはかなり進行しているという事も少なくありません。
効果的な対策としてサプリメントを継続的に飲んで、体の内側から体質改善をするという方法があります。
例えば亜鉛やノコギリヤシなどはこの脱毛症に非常に良い成分であるとして摂取している人が多いです。
では実際にこれらの成分がどんな風に良いのかという事について知っていきましょう。
目次
亜鉛が不足するとびまん性脱毛症になるって本当?サプリが効果的?
びまん性脱毛症の原因として亜鉛不足があげられます。
女性の中には無理なダイエットをしたり、少しでもやせたいからと野菜を中心とした食事ばかり食べているという人もいますが、これがミネラル類の不足へとつながります。
亜鉛はたんぱく質を合成するために必要な成分ですが、そのたんぱく質は髪を作るために使われています。
つまり不足しているとそれだけたんぱく質を作る事が出来なくなってしまうので、髪質が悪化して抜け毛が増えたり、髪の成長が遅くなる、白髪が増えるといった髪に悪影響を与えてしまう事につながります。
抜け毛は増えるのに生えてくる毛は少ないわけですから、見た目では薄毛になってしまっているように感じるのです。
通常、普通に食事をしていればこういった成分が不足してしまうという事は少ないのですが、調理をする過程で栄養成分が壊れてしまい、結局しっかりと必要量を摂取しきれないという事が起きます。
しかし気をつけて摂取するようにしていても、毎日必要量を必ず食事から摂取するとなると忙しい毎日を送っていれば難しいでしょう。
そういう時には簡単にどこででも摂取する事ができるサプリメントを毎日飲むようにするのが良いです。
びまん性脱毛症で悩んでいる女性に効果のあるノコギリヤシサプリ
びまん性脱毛症に効果的なものにはノコギリヤシサプリがあります。
男性向けのサプリの成分として有名なノコギリヤシですが、実は女性の薄毛にも効果的だといわれています。
その理由は女性の抜け毛には男性ホルモンの影響が深く関係しているからです。
女性のホルモンはもちろん女性ホルモンが多いのですが、男性ホルモンも体内に存在しています。
そして男性ホルモンの量がなんらかの異常などで女性ホルモンより増えてしまうと抜け毛増加や薄毛といった悩みにつながるのです。
ノコギリヤシは男性ホルモンの量を抑制する作用がありますので、髪の毛の成長が遅く、抜け毛の量の増加に対して全く追いついていない毛の成長の遅さをカバーする事に役立ちます。
しかもLTB4という物質が含まれていますから、その性質から頭皮の炎症を予防することも期待できます。
頭皮の環境が整えば毛が生えやすくなりますので薄毛の改善に良いと言えます。
ノコギリヤシは天然成分であるため、アレルギーでも持っていない限りはほとんど副作用を感じる人はいないとされており、安心して飲めます。
びまん性脱毛症に効果のあるプラセンタ|注射とサプリどっちが良い?
プラセンタには細胞増殖因子がありますし、しかも豊富なアミノ酸が含まれています。
アミノ酸は毛の材料となる成分ですからそれが補われれば毛が作られやすくなりますし、細胞増殖因子によって細胞が活性化されて代謝をアップして髪の発毛や育毛のサポートをします。
女性に多いびまん性脱毛症にとってはまさに効果的な成分であるといえます。
ではそんなプラセンタを摂取するための方法としてサプリメントと注射のどちらによる摂取が良いのでしょうか。
これはびまん性脱毛症がどの程度進行しているかにもよります。
まだ初期で薄毛の状態が軽度であればサプリを継続的に飲んで体の内側から改善して対策するのも良いのですが、すでに薄毛の状態が進行している場合にはサプリメントを飲んで改善するまでの間にも進行してしまう可能性があります。
ですから、もし進行具合がかなり進んでいるようであれば注射で補ってあげるほうが対策としてはより良いでしょう。
同時にストレスなど薄毛の原因になる事を取り除くように努力をしながら食生活の改善をしてみるなど日常生活においても努力をするのがお勧めです。
びまん性脱毛症に豆乳が良いって本当?育毛効果のある飲み方とは?
びまん性脱毛症に良いものとして育毛効果が高いとされる豆乳を飲むという方法があります。
元々栄養価が高い飲み物ではありますが、薄毛に良いとされているのは特に女性ホルモンのエストロゲンに似た作用を持つイソフラボンが豊富に含まれている事から女性ホルモンの量を調整するのに良いと言われています。
さらに髪に良い効果を与えるビタミンBとビタミンEが豊富に含まれていますので、イライラなどストレスを軽減したり、頭皮の血流促進などをして髪の発毛や育毛をサポートします。
また亜鉛も含まれていますから髪のもとになるたんぱく質の生成をサポートしたり、抜け毛を防止するのに良いとされています。
では豆乳をより効果的に飲む飲み方というのはあるのでしょうか。
ポイントとしてはイソフラボンの過剰摂取を防止するためにも1日に飲む量はコップ1杯分くらいにしておくのが良いです。
そして無調整タイプを選択しましょう。
無調整タイプのほうが栄養価が高く、自然な成分のみで出来ているからです。
味が苦手な場合にはフルーツや野菜ジュースで割って飲むようにするのがお勧めです。
まとめ
びまん性脱毛症は、進行具合によって対策も変わってきます。
あまり進んでいないようであれば、まずは、生活習慣を見直すことから始めましょう。
それでも進行が止まらないのであれば、ノコギリヤシやプラセンタ、豆乳などを継続的に飲んで体の内側から改善して行きましょう。
進行が進んでいる場合は、プラセンタを注射して栄養分を補ってあげましょう。